「具体と抽象化」を使った質問の答え方

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「具体と抽象」は特に、ビジネスの世界でよく使えわれる思考のフレームワークの一つです

「具体と抽象を往復する」と思考力がアップします

それでは、「具体と抽象」について説明していきますね

「具体と抽象化」とは?

具体とは、「漠然とした物事をはっきりとした形にすること」

抽象とは、「複数の情報に共通する要素を抜き出すこと」を意味します。

例えば、野菜に比べてトマト、キャベツ、にんじんは具体的、反対に野菜は抽象的な表現だと言えます

前提として、具体と抽象は「相対的」なものということです

なぜ、「具体と抽象」が必要なのか?

答えは過去の経験が未来に活かせるからです。

例えば、過去の充実体験として「高校の文化祭が楽しかったぁ」という具体を具体で再現しようとすると「また、高校に入ればいいのかな?」となります。

具体的な体験を一度、抽象化し、他に転用可能な形にすることで過去の体験を未来に活かすことができます。

では、どうすれば上手く抽象化ができるのか?

答えは、「複数の具体にある『共通点』を見つける」ことがポイントになります

1つの具体からでも抽象化はできます

しかし、複数の切り取り方ができるので納得には繋がりにくいです

2つの具体的な経験があるとどうなるのでしょうか?

3つの具体的な経験があるとどうなるのでしょうか?

このように、複数の具体にある「共通点」を見つけたときに、納得のいく「抽象化」ができるようになります

納得のいく「具体」の数は3つが目安です

「納得感」があると行動に迷いがなくなります

なので複数の質問に答えて、振り返る必要があります

自己分析での振り返りは、過去の具体的な体験を「抽象化」する行為です

振り返り(自己分析)に時間をかけることで、今後の人生を「納得した基準」をもとに迷いなく生きることができます

時間はかかりますが、今後100歳まで生きることを考えればごく短期間です

複数の具体を抽象化することで、一生使える判断基準を手に入れてください

「具体」と「抽象」を使った質問の記入例

Q.なぜ自己理解をするのか、その目的は?

具体的抽象
①転職は「運だな」「運に支配されたくない」「自分の人生は自分でコントロールしたい」と思った。
②副業、起業することで自由になれるのでは?
③何をすればいいか分からない。初めても続かない。自分が夢中になれる仕事が知りたい。
①自律、自制
②自由
③夢中
  • 左側には具体的なエピソードを記入する。
  • 右側に価値観キーワードを記入する。
  • 価値観キーワードがうまく出ない場合は価値観リストを参照する。

うまく質問に答えられない時の2つの方法

上手く質問に答えられず、具体的な体験が出ない時の対処法は2つあります

  • ジャーナリング
  • 質問会話法

ジャーナリングのやり方

  • まず、紙を用意してください
  • 質問を紙の一番上に書きます
  • タイマーを3分にセットします
  • その間、思い浮かんだことを紙に書き出します
  • 手を止めてはいけません。何も思い浮かばなければ「何も思い浮かばない」と書いてください

普通の筆記は頭で書くのに対してジャーナリングは体で書く行為です

質問会話法のやり方

  • 自分が答えたい質問を家族や友人に読んでもらいましょう
  • その後は、普段の会話形式でそのテーマについて話しましょう

まとめ

質問の答える際には「具体と抽象」を使っていきましょう

「具体と抽象」を使うことで過去の経験が未来へ活かせるようになります

一つの質問に対して、具体的なエピソードを3つ記入できれば納得感の得られます

うまく抽象化ができない場合は価値観リストを参照ください

うまく質問に質問に答えられない時には①ジャーナリング②質問会話法を試してください

振り返って納得できる生き方を見つけることで、

ガンガン行動できるようになりましょう!

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